GR8ESTが最高すぎた話
※GR8ESTネタバレ無し
9月9日。今年の一大イベントがやってきた。
そう、関ジャニ∞のコンサート『GR8EST』の東京公演である。
(実は8月23日の公演が本当の初めてだったのだが、台風で延期になった。
しかしもう中止とばかりに思っていた公演がまさかの延期となり、コンサートに携わる全ての人にありがとうと伝えたい…。本当に感謝しかない…。
ウレシッピー川…。)
私(横山担)は関ジャニさんのコンサートだけでなく、そもそもコンサートというものに行ったこともなかった。
アーティストにハマるのは関ジャニさんが初めてだったからである。
関ジャニさんには去年の夏頃からハマり、コンサートが決定との知らせを聞きつけた時、これはもう!と思いファンクラブに入会した。
それからまぁ色々あった。
すばるさんのこと安田さんのこと。
コンサートに行くまでの間、いろんなことをごちゃごちゃと考えた。それは絡まった糸のようで、すっきりとした一本の答えを出せなかった。
とりあえず、楽しもう!
考えるより、コンサートに行って感じよう!
私は元々考えるのが苦手なので、コンサートへのワクワクを第一に東京へ向かった。
コンサートには友人(すばる担)と一緒に参加した。
ジャニーズのコンサートが初めての私は、ジャニオタ歴の長い歴戦の勇士(友人)から手ほどきを受けながら、コンサートのマナー・仕組み・流れを学んだ。
開演近くはとにかく混むらしいので開場後すぐに入ることにした。
ドームに入ってすぐ、スタッフの方から『累』のフライヤーを受け取った。既に持っていたが、東京ドームで見る烏合さんもまた乙なものだった。いや烏合さんはどこで見ても最高だなやっぱ。
あのデジチケによる席決定も体験した。
これはすごくドキドキした。正直大学受験の時よりドキドキした。
嬉しいことに席はアリーナだった。
「これは噂だけど、コンサートに初めて行く人は良い席が当たりやすくなってるらしい。そこからさらにハマらせるために…」
友人はなぜか都市伝説風の口調でそう説明した。
なるほど、事務所の戦略(噂)は凄いな。
そう感嘆しつつも、既にコンサートに行くレベルならそれなりにハマっているんじゃないの?という疑問も沸いた。
……などとさも冷静なフリをしているが、実際はすでにめちゃめちゃ緊張していた。
チケットとフライヤーを持つ手は震え、手元の太鳳ちゃん京子ちゃんが小刻みに揺れていた。
入口のスタッフさんにチケットを見せる時には手の震えを誤魔化すため、ちっちゃいジャンプをしながら見せた。いやちっちゃいジャンプしながらチケット確認する女の方がやばいだろ、というツッコミは承知だ。しかしこの時は緊張でまともな判断力がなかった。なんならちょっと吐きそうだった。
チケット確認を済ませれば、東京ドームは目の前だ。
通路を抜ければ、デカすぎる空間が拡がっていたのでびびった。
東京ドーム、でっっけぇ〜〜……。
ちっちゃい村くらいデカくない?
2階と3階が居住区、1階が市場のコロニー?
とにかくそのデカさに度肝を抜かれた。
そしてめちゃめちゃ緊張していたので、アリーナに入る時何故か一礼してしまった。甲子園球児か何か?
吐き気と手の震えに悩まされながらも、18時30分、コンサートが開始した。
ネタバレ無しの備忘録を箇条書きで残すと
・高い声出せない問題
明らかに自分の黄色い悲鳴が他の人よりワンオクターブほど低い。
私はそこまで声が大きくないのが幸いだけど、なんか恥ずかしかった。1人だけアルト…。
・炎めちゃ熱
特殊効果の上がる炎、意外と熱い。
アリーナ席の端の方だったが、それでも炎の熱が届いた。こんな距離があっても「あっっつ!!??」となったので、関ジャニさんはどれだけ熱いんだ…。
・爆発のアレ
特殊効果の花火みたいな爆発。
あれ普通にめちゃめちゃビビった。曲中のアホみたいに蕩けた顔でペンライト振っていた時、「ボン!!!」と爆発が上がったので「ヴォッ!」と地獄の底みたいな低い声でビックリしてしまった。
肉眼で見た彼らは全員スタイル大魔神、顔面最上神。
お顔を見ただけで全思考がストップして(顔が良い)以外の感想がなくなった。彼らのお顔は『人の思考を全停止させる』という大いなる力を持っている。
これ悪用されたら大変じゃない?国家は関ジャニさんを保護対象にした方が良くないですか?
・横山さん!!!????
横山さんがトロッコで客席間近に来ていた際、そのファンサービスに圧倒された。
なんと客席側にしゃがみこんで、その後尊顔を私たちにお近づけになられたのである。
御自身のお顔が数多の女を狂わせると自覚しておられる…。私はその現実に震え、この世に生まれたことへの感謝しかなかった。
お母さん、私をこの時代に産んでくれてありがとう。
ありがとう横山さん。ありがとう、地球。
そんなこんなで21時25分かそのくらい。コンサートが終了した。
いやぁ〜〜〜〜〜……。
関ジャニ∞……最高……。
エンターテインメント…。その全てを感じた…。
楽しいと分かっていた。
しかし予想を遥かに超えて楽しかった。
開演前に「もしかしたら泣くかもしれない、そしたらゴメンね」と友人は話していた。
しかし終了後、「楽しすぎて泣く暇なかった、面白かったね」と笑っていた。
ほんっっと〜〜に楽しかった…。タノシッピー川…。
コールアンドレスポンスや、トロッコで近くまで来てもらえたりする。
なにより会場内に響き渡る彼らの歌声、笑い声。その反響を感じることが出来た。
身に余るほどの光栄…。日々を怠惰に過ごしてる私ごときが享受していい幸せ度をはるかに凌駕している……!
その夢見心地の覚束無い頭のまま、私は呟いた。
「もっと貢ぎたい…」
そう、事務所の戦略(噂)は正しかったのである。
私はそれなりに自制ができるオタクだと自負している。食費と趣味を天秤にかけて、食費を選べるオタクだった。
しかしファンを楽しませるために約3時間も動き喋り歌う関ジャニさんを間近で見て、尊さメーターが上限値を超えて限界突破した。
(I LOVE KANJANI……)
自然と心からその言葉が沸き上がった。
こんな素晴らしい方々を愛せずにはいられない。こんな素晴らしい方々を悲しませてはいけない。
もっとお金を貢ぎたい!!!!!
貢がせてください!!!!!!!
もちろんお金だけが幸せではない。しかし関ジャニさんに私のような一介のオタクが出来る最善は、彼らにお金を捧げることだと考えた。
そして私は急いでAmazonアプリを開き、金欠を理由に購入を辞めてしまった『GR8EST 201∞年限定版』をカートに入れた。コンビニ支払いを選択し、購入した。
私はその動作の間に、来月の食費を一切思い出さなかった。
ええい!うるさい!
来月の食費がなんだ、光熱費がなんだ!
私は訪れるかも分からない未来のことより、今、関ジャニさんに私が出来ることを全てしておきたいだけだ!
先のことを考えられた脳を捨て、今はどれだけ関ジャニさんに貢げるか思案する脳に入れ替えた。なので今の私に世の常識を説かれても効果はないだろう。
私の今の常識は『関ジャニ∞を第一に』
これですわ。
正直、生で見ることがこんなに素晴らしいものだと考えていなかった。
昔から感動や嬉しさといった感情が人より抑え目なのか、あまり現実の出来事に対して湧き上がるような感動が無かった。どちらかといえば淡白な人間である。
しかし今回のコンサートはとても……心を動かされた。
なんだか今までの人生で味わったことのないような幸福感があった。
別に薬とかのやばいアレではない。
目の前の好きな人たちが、自分たちを楽しませようとしてくれている。関ジャニさんたちから「どう?喜んでもらえた?」といったおもてなしをしてくれていると感じた。
これコンサートに行って愛さない人いる?
マジで。
事務所の戦略(噂)すげぇわ。マジで。
そしてやはりハマらせたい・ハマりかけてる人間を沼に突き落とすにはコンサートに連れていくのが最も手っ取り早い。
私も次のコンサートでは全人類連れて行きたい。
そして関ジャニ∞というエンターテイナーの素晴らしさに触れてハマってほしい。
全人類、関ジャニ∞のコンサートに行ってくれ〜〜〜!
11月の大阪振替公演も楽しみである。
今度はさらにでっかい声で、ワンオクターブ下の黄色い悲鳴をあげたい。
おしまい